2004 南ドイツ、スケッチ旅行記
6月9日 出発

 今まで海外に行く時には、関空か成田から出発していましたが、今回はじめて福岡からソウルに飛びソウルで乗り継ぎとなりました。

食事をしている以外は寝ていたような・・・・定刻にフランクフルトへ到着。第2ターミナルに着いたのですが、市内へ行くSバーンは第1ターミナルの地下から出ています。私は、その事ばかりが頭にあり、何と入国前にSky何とかと言うターミナル間の移動電車に乗って第1ターミナルへ行ってしまった(汗 ・・・・ウロウロしていて間違いに気付き、再び元に戻ったのでした。

第2ターミナルに到着したら出口の「Ausgang」を見つければ良いのであった。エスカレーターで降りた所にパスポートコントロールがある、日本人は当然Non EUの所に並びましょう。入国係官に今まで何も聞かれたことが無かったが、今回は「仕事ですか?」と聞かれたので「観光です、スケッチです」と言うと、「ヨーロッパ中?」と言うので、「いや、南ドイツ」と言うとニコニコと笑っていた。・・・そんなこんなで無事に入国してターミナルの外へ出てからシャトルバスに乗り、第1ターミナルへ行きました。

今日は鉄道でマインツまで行きます。距離が近くレイルパスを使うのは勿体無いので、券売機で切符を買います。買い方はガイドブックにも書いてありますが、前の人が買うのを見ていれば解りますからね。
マインツの駅を出てホテルまでは1キロちょっとでしたが、長旅の疲れでこの時はタクシーを利用しました。わずか5ユーロで運ちゃんには申し訳なかったです。 こうして朝、家を出てからの長い1日が終わりました。

6月10日 ローテンブルク

レーダー門空港からフランクフルト市内とマインツはほぼ同じくらいの距離にあります。マインツに宿を取ったのは、シュテファン教会にシャガールが手掛けたステンドグラスがあるとの事で、それが見たいと思ったからですが、あいにく私が滞在する時間帯には教会は開いていませんでした、残念。!

朝食前、7時前くらいからホテルの前でスケッチをしました。
朝食後、駅まで歩いて行き、サービスカウンターでレイルパスに使用開始のスタンプを押してもらい、いよいよローテンブルクへ出発です。ドイツの新幹線ICEを含み3回ほど乗り換えて、昼過ぎにようやく到着です。
駅から少し歩くと、このレーダー門が出迎えてくれます。ローテンブルクの旧市街はぐるりと城壁に囲まれ内側は中世の街が広がっています、本当に絵本の中のお伽の国のようです。観光客も多いのですが、こんな素敵な街なら当然の事、時間帯を選べばスケッチは出来ます。街並みを描くのに観光地を敬遠してはいけません、観光地だからこそ街並みに対する住民の意識も高く、保存にも並々ならぬ努力が払われているからです。

さてさて、先ず宿探しからですが、ガイドブックに載っていた民宿に行き尋ねた所、1泊33ユーロだが、3泊するなら1泊30ユーロでいいよと、ちょっと得をしました。宿に荷物を置いて出掛けますが、はじめは位置関係を知る為に歩き回ります。しかし街中は日中、観光客でごった返していますので昼間は人の少ない所をスケッチし、街中は早朝か夕方スケッチする事にしました。

  
写真はマルクス塔
6月11日 ローテンブルク

7時からプレーンラインと呼ばれる場所にスケッチに行きました。ココは車も通りますので椅子を置くのは歩道しかありません、早朝は昼間とは打って変わってスケッチするのに好都合ですが、それでもこの場所は長居しづらいです。
昼間は又、別の人の少ない所をスケッチして、中心部は夕方からスケッチしました、夕方と言っても7〜8時頃ですよ。

街を囲む城壁の上をぐるりと歩く事が出来ます プレーンラインと呼ばれる場所です、昼間は人がたくさん居ます。
6月12日 ローテンブルク


 また朝食前にスケッチをして宿に朝食を食べに戻り、その後出掛ける。お昼過ぎに食料を仕入れて部屋で昼食、そのあと洗濯をしたのですが、ビニールひもを持って来るのを忘れたので、あるだけのハンガーを使って干す。宿での洗濯のコツは早く乾かす為に洗濯物を手でしぼったあと、バスタオルに包んで再度しぼると良いです。

3時くらいより、ローテンブルクの街から1キロ少々離れたデトヴァング村まで行ってみました。距離は大した事ないのですが高低差があるので帰りはかなりキツイです。村の教会ではちょうど結婚式が行われているようで、教会の前には二頭だての馬車が待機していました。

私が少し離れた場所から教会付近をスケッチしていると近くで遊んでいた子供たちが見に来ました。結婚式に出席する為に来た人の子供たちかと思ったら、どうやら近所の子供たちのようで、結婚式が終わり披露宴?に向う人達の車を、通りにロープを張って通せんぼして、1台1台からお菓子か小銭かを貰っています。この地方の風習だろうか? それで皆で結婚式が終わるのを待っていたんだね。その後6〜7人の子供(小学生)達が公園でそれを山分けしていた(笑

後ろに乗っているのが新郎新婦です 車が来たらロープを上げて通せんぼします
6月13日 アウクスブルク

今日は11時頃の列車でアウクスブルクへ向うので、それまでスケッチをしました。
アウクスブルクでは、前回のオーストリア旅行の時お世話になったA氏に、またあつかましくお世話になります。10日に電話をして13:27にアウクスブルクに着く事を伝えてあったので、A氏はホームに迎えに来てくれていました。2年振りに逢ったA氏は髭をたくわえており、前の印象より精悍な感じに変わっている。
車で旧市街を案内してもらい、その後A氏のアパートに戻りましたが、賃貸アパートかと思ったら買ったそうで、日本よりは随分安い値段で驚きました。スージ−さんは都合でウィーンに居るとの事、電話で少し話しましたが逢えなくて残念でした。

世界最古の社会福祉住宅「フッゲライ」
1516〜1521の建設
石畳の石が、サイコロのように四角い事をはじめて知った。
水路に水車がありました コロコロと天気が変わり、天気雨が降るアウクスブルク
6月14日 ミュンヘン、ランズフート
A氏が折角ドイツに来たのだから、都会であるミュンヘンにも行きましょう、と言うので本日はA氏とミュンヘン観光・・・
NEUE PINAKOTHEK ノイエ・ピナコテーク(火曜日休館)ロマン派、印象派、後期印象派等がある美術館などを見て回った後、ミュンヘンから少し離れたランズフートの街へ行ってみました。立派な鐘楼の教会がある川沿いの良い街でしたよ。

ランズフートの街
ミュンヘン駅に停車していたICE 今まで見た鐘楼の中でも、私の好きな部類の鐘楼です。
ドイツ・バイエルン州を旅する人に「耳より情報」・・・・バイエルン・チケット

A氏はアウクスブルクからミュンヘンとランズフートへの日帰り旅行でバイエルン・チケットと言う、お得な切符を教えてくれました。下にあるのがその切符です。幾つかの制約がありますが、バイエルン州内が1日乗り放題となります。
5人まで使える、バイエルン・チケットが22ユーロ
1人用バイエルン・チケット・シングルが15ユーロ

アウクスブルクとミュンヘン経由ランズフート間は片道23 ユーロですから2人で往復すると92ユーロですが、それが2人で22ユーロで済むんです、通常の切符を買うより大幅に安くなります。
ミュンヘンやその他のバイエルン州の都市を拠点に日帰りで小さな街に出掛けるには、非常に便利でお得な切符だと思います。

制限項目・・・私がわかる範囲ですが
○バイエルン州内に限る(ミュンヘン市内の地下鉄もOKだそうです)
○平日(月曜〜金曜)の午前9時から翌日午前3時まで
○ ICE、IC(特急)には乗れない

私はジャーマン・レイルパスレイル・パスを持っていたので2回しか使いませんでしたが、南ドイツだけならレイルパスは要らなかったかも知れないですネ。駅の窓口と券売機でも売っています(バイエルン州内の駅) 赤矢印のボタンを1度押すと、5人まで有効のバイエルン・チケット、2度押すとシングル・チケットを選択できる画面になります。
注意・・・2004年の情報なので変わっている可能性があります。

 

HOME    旅行記トップへ     第2週へ