Norio Fujiki aquarelles gallery 7 日本

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船着場から海沿いの道を少し歩くと、急な石段の登り口に「六連島灯台へ」と書いた小さな案内板がある、その石段を登りつめると、100数十年の歳月船を守ってきた灯台があった。・・・・・振り返ると、さっき港で見かけた猫がついて来ていた。

下関/六連島灯台

風の吹く場所-------------- アルシュ紙#300  粗目  31x23cm







下関から渡船で20分の響き灘にある六連島(むつれじま)の灯台です。
この六連島灯台の前には周知板があり、そこにはこう書かれています。

 この灯台は、慶応3年(1867)4月、幕府が兵庫開港に備えて英国行使と約定した5灯台(友ヶ島、江崎、和田岬、六連島、部埼)の一つである。英国人技師R・Hブラントンの設計によって建設された石造りの灯台で、明治4年11月21日に初点灯された。
130年余の今日まで当時の姿をそのまま伝えている。(周知板は120年余…)
明治5年6月12日、明治天皇は中国、四国御巡行のみぎり、参議西郷隆盛らを従えてこの島に上陸され、灯台を天覧された。
これは日本で初めての灯台行幸であり、この灯台の誉れ高い歴史の1ページを飾っている。

こぼれ話・・・・・・明治5年に、明治天皇が島に上陸した時に、島民は土下座をして迎えた
そうですが、西郷隆盛が「土下座はしなくてよい」と言った。という話が残っているそうです。