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準備 |
個人旅行なのでインターネットや本などで情報を集める(これが結構大変です)
航空機のチケットは関空からウィーンに直行便のある「オーストリア航空」に決めたが、地元の西鉄旅行に行ってみると、全日空にオーストリア航空との共同運航便があると言う。しかも、ANAの方は福岡→関空の料金まで含まれて同じ金額だった。聞いてみるもんですね。
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6月28日 |
早朝4:40自宅出発→福岡空港行き5:00発の高速バス(長い1日の始まりです)
福岡→関空は1時間、関空→ウィーンは12時間
現地時間6月28日午後4:15ウィーン着、出迎えのスージーさんに無事会える(約13年ぶりの再開です)。空港バスと地下鉄、市電でスージーさんの自宅へ行き、パートナーのアキラさんに初めてお目にかかる。
実は、スージーさんは1990年頃、北九州に9ヶ月程住んでいたことがあり、そのご縁で今回のオーストリア旅行でお世話になることになりました。 スージーさん(オーストリア人女性)、アキラさん(日本人男性、在住約18年)
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6月29日 |
お二人の案内で、画材屋でスケッチブックを買ったり、街を案内してもらったりしました。
ギリシャ正教の教会、シュテファン寺院やドロテウム(サザビーズのような所です。オークション品の下見が出来る)など。その後歩き疲れて、Cafeツェントラルでコーヒー(メランジュ)を飲む。
午後3時過ぎ、街中でクラクションを鳴らし、赤い国旗をはためかせながら数台の車が走って行く。ウィーンの「族」か?と思ったら・・・・・サッカー、ワールドカップでトルコが韓国を破り3位になったので、ウィーンに住むトルコ人が喜んでいたのでした。
歴史のある、Cafe CENTRAL(ツェントラル)
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6月30日 |
今日は一人で美術館巡りです、
市電でまず美術史美術館へ(私がここで一番見たいのは、ブリューゲルの絵です)
レオポルト美術館(エゴン・シーレの絵があります)
セセッシオン(クリムトが内部に壁画を描いています)
歩き疲れて王宮前公園で一休みがてらスケッチをする、天気が良く日光浴をする人が多い。
今日は(サッカーで)ブラジルが1位になったので、ブラジル人が喜んでいました。

ブリューゲルの「雪中の狩人」を誰かが模写をしていた。
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ヨーロッパの旧市街は何処も道が
狭く 車を止めるのは大変そうです
(ドライバーは無傷で車を出せるのでしょうか?) |
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7月1日 |
今日は明日からの旅に備えてゆっくりする、近くの公園を散歩したり、旧市街を歩いたりしました。 |

ヨハン・シュトラウスの像 |
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7月2日 |
今日から一人で9日間の旅、まずハルシュタットへ
ウィーン西駅9:20→アトナング・プフハイム12:10乗換→ハルシュタット駅13:30頃→連絡船でハルシュタット湖を渡り村へ・・・・・・宿はこの村だけインターネットで探して予約をしている民宿です。PCでプリントアウトした住所を土産物屋の人に見せて聞いてみました。親切に店の外まで出て教えてくれたので、宿の場所はすぐに分かりました。早々チェックイン。1泊18ユーロ(当時約2200円)の部屋はトイレ・シャワー共同とは言え清潔できれいでした。何より安い、ここに3泊します。部屋から見える湖を眺めながらスケッチの準備をして出かける。

http://www.hallstatt.net/
(ハルシュタット・ネットのHP)
「English」を選択して「Accomodation」を選択すると宿の種類が表示されます、私が選んだのは「Private
Rooms」の一つの宿です。
「Information / Reservations」のフォームから必要事項を記入して送信すると、後日メールが来まして、あとはメールのやり取りで予約をしました。
【2005年2月にHPを見たのですが少しHPが変更されていました。Reservationフォームが出る宿と、直接メールで確認する宿があるようです。】
実はこの村は世界遺産に指定されているのですが、10数年ほど前TVで見て、こんなに美しい村があるんだなーと思ったものの、その頃、会社勤めをしていて連休もままならぬ私には、遥か地球の裏側の遠い遠い村でした。本当にこうして来れるとは夢のようです。
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Hallstatt |
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7月3日 |
朝食の時、隣の席の女の子が「バカンスですか?」と聞くので、絵を描きに来たんですよ、と言うと「Oh !
Painter」と言いました・・・とっても良い発音です。この女の子はマレーシアの人でイギリスで勉強したそうだ、なるほどクイーンズ・イングリッシュです。これからは日本語を勉強すると言う、素晴らしい女性なんですよ。
彼女には村でスケッチしている時に2度会いましたが、ニコニコと笑顔が可愛く、気軽に声をかけてくれます。とてもフレンドリーで笑顔が可愛い彼女は、きっと素晴らしい人生を送るだろうと、そう思った。
今日も朝からとても良い天気で、お昼頃にはすっかり日焼けしていました。あまりの暑さに湖沿いにある巨大なパラソルを張ったCafeでビールを、ついでに食事もして、またスケッチへ行くのでありました。 このCafeのマスターが気の良い人だったので、3日間毎日通いました。ちなみにこのCafeには、円形のカウンターの上に1台だけPCが置いてありインターネットが出来るようにしてありました、最初の書き込みはここからです。(以前の掲示板です)
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朝、民宿の窓から目の高さに雲が見えた、向こうに見える岩山はクリッペンシュタイン。 |
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7月4日 |
午前中はオーストリアに来てから初めての雨が降っていました。例のCafeもまだ開いていなかったので、別のCafeでのんびりして午後からスケッチ再開です。午後からと言っても夜9時頃まで明るいのですから時間はたっぷりありました。今日はいわゆる観光地区ではない谷間の方へ行ってみる事にします。雨上がりのしっとりした空気の中にオーストリアらしい民家が点在しています、多くの家は冬に備えて暖炉にくべる薪を軒下に積んでいました。
この村は実に静かです、夜寝るときなど何も音が聞こえません。誰かが使った水道の音が止むと、自分の心臓の音が聞こえそうなほどの静寂がやってきます。 明日はザルツブルグへ向かいます。
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3日間小さな村を歩き回りました。-------- さようなら、ハルシュタット。 |
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7月5日 |
民宿で朝食後、ザルツブルグへ向けて出発です。同じコースを戻り、アトナング・プフハイムから、ザルツブルグ行きの急行に乗ります。お昼頃ザルツブルグに到着、これから先は宿を予約して無いので、まず宿探しから始めます。ガイドブックに載っているホテルを探しながら歩いていましたが、暑いので目についたホテルに入り尋ねました。シングルルーム・1泊朝食、トイレ・シャワー 付(50ユーロ)、18ユーロに泊まった私にはひどく高く思えましたが、都会と田舎は違いますしガイドブックでの予備知識と照らしても妥当な料金だろうと思いこのホテルに決定。
部屋に荷物を置いて旧市街へ、街は観光客で一杯です(私もその一人ですが)。静かなハルシュタットからやって来た私は、まるでお祭り騒ぎのようだなーと思ったら、本当にお祭りでした(笑) 広場にはビーチバレーの会場が作られ観客席まであります(ちなみにオーストリアには海はありません) また、そのすぐ側では日本でも長い巻き寿司なんか作るように、長い長いサンドイッチを作っていました。ギネスに挑戦でしょうか?
お昼もだいぶ過ぎてお腹が空いたので、小さなCafeに入って先ずコーヒーを注文すると、何処から来たのかと聞くので、日本だと言うと、マスターは自分を指差して「トルッキー・トルッキー」(トルコ)と言い、「フットボール、フットボール」と言います。「日本に勝った」「韓国にも勝って3位だ」よほど嬉しいんでしょうね満面の笑みです。多分ワールドカップが終わってから初めて店に来た日本人だったんでしょうね。こうゆう時は誉めるに限ると思い「トルコチームは凄いね、3位だ!」と言うと、ニコニコして「ハカン・シュキルを知ってるか?」と、勿論、知っていたので「ヤー、ヤー」、一瞬イルハンも知ってるぞと言おうとしましたが、あんまり調子に乗られても困るので止めておきました(笑)・・・ここで腹ごしらえもしました。
その後川沿いの木陰でザルツブルグ城をスケッチしていると、自転車に乗ったおばさんが来て、「ドイツ語しゃべれるか?」とドイツ語で(多分そう言った)聞くので「ノー・ノー」と言うとそのまま何処かへ行ってしまった。観光客には見えなかったが、何を聞きたかったのだろうか?
夕方近くにミラベル庭園を歩いていると、音楽が聞えてきたので音のする方へ向かってみた。
民族衣装をきた方が楽器の演奏や歌や下の写真のようなダンスをやっていました、見ていた観客も地元の方が多かったようです。やはりこの日は何かのお祭りのようで、思いがけず素敵なコンサートを見ることが出来ました。
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7月6日 |
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ありゃりゃー・・・準備万端のはずが・・・・・・・・・・第2週を見る→ |
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