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このページでは、実際に現地で描いた水彩画スケッチを紹介します。 |
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私はスケッチを作品とはしていません。現地でのスケッチは、あくまで作品の為のスケッチです。
私が描くスケッチは、着彩までして20分〜最大でも40分位で、鉛筆だけだともっと短時間で仕上げる事もあります。人の少ない場所なら椅子に座って描けますが、街並みの場合、場所によっては、立ったままスケッチすることも良くあります。その場合は、後から宿で色を着けたりします。
スケッチのサイズは、アルシュ全紙の四切り【約38X28cm】〜八切り【約28X19cm】を使います。最近は八つ切りを使うことが多くなりました。
写真だけの場合と違い、スケッチした場所の事は、かなり時間が経ってからも良く覚えています。その場所の状況や、エピソードなどの簡単なコメントを添えてご覧頂こうと思います。
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■ オーストリア / デュルンシュタイン
2002.7.12
上の写真で描いている絵です。
この絵のすぐ左側にドナウ川が流れています。
とても暑い日で、日陰を選んで一休みがてら描いたのです。
夏のスケッチでは日陰というのも大切なポイントです。また、スケッチをしながら歩き疲れた足を休めています。
そういえば、このスケッチは、まだ作品になっていません。
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■ オーストリア / ウィーン 2002.7.11
ウィーン旧市街の中でも一番古い時代の場所です。
1つ下のスケッチをご覧ください。下の絵の階段を上った場所で描いています。この狭い通りに入る手前は少し広くなっているので、そこに立ったまま描き、さらに少し下がり座って着彩までしました。
どこの街でも昔の通りは狭いですね。通路の両側の壁の一番下に大きな石が埋め込まれています。建物の角などにも石がありますが、これは、馬車の車輪が直接建物に当たらないようにする為の石です。
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■ オーストリア / ウィーン 2002.7.17
上のスケッチをした日とは違う日です。日付を見ると帰国の前日、このスケッチがオーストリアでの最後のスケッチとなりました。
シュベーデンプラッツ(スウェーデン広場)という場所です。
アイスクリームや食べ物を売るお店が何軒かありますが、その前の4〜5段ある階段に座って描きました。皆がそこに座って食べてましたから、座り易かったのです。
描き始めてしばらくすると、後ろから視線を感じます。子供を連れたお父さんが、何か食べながら親子で見てました。そして、着彩が終わるまで見ていて、声を掛けて来ました。使っていた水筆ペンの事や、「その絵は売るのか?」などと話をして、最後に「スケッチを写真に撮らせて欲しい」と言うので、撮らせてあげました。カメラを持ってたってことは、地元の方じゃなくて観光客だったみたいですね〜。
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■オーストリア / ザルツブルグ 2002.7.5
川沿いの遊歩道に置かれていたベンチでスケッチ。
日陰なので落ち着いて描けます。心地よい風に吹かれながらスケッチするのは、本当にいい気分、それが異国の地ならなおさらです。
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