水彩画の描き方・制作過程



「薄陽」の制作過程を残したいと思います。
私流ですが「水彩画の描き方」として、参考になれば嬉しいです。
イギリス、コッツウォルズ地方のバイブリーという村を描いています。
斜面の上にある家を見上げた構図です。
空と家の背後の木々を同時に描いています。

水彩紙は、ホルベイン・クレスター 310g/m2  中目 38 X 28cm
絵具は、ホルベインの絵具・・・・今回は、なぜか両方ホルベイン製。

ここの家の屋根は薄い石の板(スレート)で葺いています。
長年の風雪に耐えた屋根を描くことが出来るでしょうか?
出窓の三角屋根が溶け込んでしまわないように、少し濃度を変えています。

家の壁と周りの植物を描いています。

生垣の緑と、坂道を一気に描きました。

中央の芝生と、その左の石垣を描きました。

石垣の中の植物と、坂道の奥を暗くし、手前の道に変化を入れました。

両サイドの植物を描く。今回は、にじみで遊びたかったので、余白を残した。

完成
細かい箇所を仕上げていった。 
◎右サイドに木の葉に見立てて、絵具を散らす。
◎中央の芝生の起伏を出す。 
◎家の屋根や壁を仕上げた。

部分図

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