NORIO FUJIKI WATERCOLOR GALLERY

使用している画材など

AQUARELLE
(アクアレーユ・アクアレール:仏語)
WATERCOLOR(ウォーターカラー・英語)
日本語では、ご存知「水彩画」

水彩絵具には、「透明水彩」と
不透明水彩があります、私が描
いているのは「透明水彩」です
透明水彩では通常白の絵具
はあまり使いません紙の白を
生かして描きます。

私は以前、油絵を描いていま
したが、今は水彩が大好きです。


透明水彩・チューブ絵具

写真左から・・・
ホルベイン、アーチストウォーターカラー(5ml)
クサカベ専門家用水彩絵具NEO(5ml)
ウインザー&ニュートン、Artists' (5ml)
マイメリ社・・・・・・・MaimeriBlu(15ml)

透明水彩・固形絵具


道具ばかり揃えても、絵は上手くならんのですが(^^;
水彩紙

*主にアルシュ紙の細目、粗目(主に300g/u)
他に使用する水彩紙は
セヌリエ水彩紙(AQUARELLE 300g/u)
ウォーターフォード(ホワイト)300g/u
ファブリアーノ・エキストラホワイト300g/u


アルシュ水彩紙については下に詳しく載せています。


Raphael(ラファエル)の8404



ピカビア、コリンスキーセーブル


PICABIA(ピカビア)のコリンスキー・セーブル筆です。
水の含みも穂先のまとまりも良く大変優れた筆です。高品質なのに安い。 お薦めです☆☆☆


 

■私が絵を描いている机です


◎2つのライトは自然色の蛍光ランプに変更しました
◎ドライヤーは必需品です
◎水をなるべく汚さない為、筆洗を2つ並べて使います
◎絵具を溶かす小皿は沢山用意しています
◎小皿に水を入れる時にはスポイトも使います
◎マスキングインクにはナイロン筆を使用






Palette
■現在使っているパレットです
F6のマルマンのアルシュ紙スケッチブックの上に置いています。 2つともアルミ製ですが、大きい方の白い矢印の所にプラスチックパレットの絵具皿を切り取って付けています。
小さい方は主にスケッチで使いますが、赤い矢印部分にこれも昔のアルミパレットから絵具皿を剥がして付けました。青い矢印はW&Nのハーフパンを並べています(両面テープ使用)、色はチューブ絵具とW&Nでダブっている物もあります。
このアルミ製パレットの利点は是だけの色数があっても、このページ一番上の写真のW&N・24色ライトウェイト・スチールケースセットより随分軽い事と、皿の部分が大きく実用的です。 スケッチにはこれと筆と筆洗があればOKです。

●アルミホーロー製の良い所は軽くて、濡らしたティッシュで拭けば絵具が綺麗に取れることです。
撮影の為にいつもよりよけいに綺麗になっています(笑)




AQUARELLE ARCHES

私が使っているアルシュ水彩紙

アルシュ紙はフランス製の水彩紙で、素材は100%コットンの中性紙です。手漉きに近い製法で製造されておりナチュラルホワイトで、ゼラチンを紙の中まで浸透させるにじみ止めが施してあり大変強い紙で、さらに防カビ処理が施され酸性劣化を防ぎ長期保存に適しています。

アルシュ水彩紙が初めて作られたのは1492年にフランス、ロレーヌ地方のアルシュ工場で作られたそうですから500年以上の歴史があるんですね、驚きました。



小サイズはブロック、それ以上は56X76cmのシートペーパーかロールペーパーを使用しています。

写真上から
ブロック26 x 36(粗目)と23 X 31(細目)
ロールペーパー113 X 915cm
シートペーパー56 X 76cm
厚みはすべて300g/u


左の説明はアルシュ紙ブロックの裏に書かれている説明です。
(7か国語で書かれています)
粗目、細目、極細がアルシュ紙の日本語による正式な呼び名のようですが、お店によっては、細目を中目と表記したり、極細を絹目と呼んでいたりします。
アルシュ紙(水彩紙)の紙肌の呼び方
- 日本語 英語 フランス語
粗目 Rough Grain torchon
細目 Cold pressed Grain fin
極細 Hot pressed Grain satine
アルシュ紙ブロックに目の粗さは日本語では書
かれていないので、上の表を参考にして下さい。

ARCHES アルシュ水彩紙 185g/u 300g/u 356g/u 640g/u 850g/u
ブロック 18x26cm ■▲ ■▲● ・・・ ・・・ ・・・
23x31cm ■▲ ■▲● ・・・ ・・・ ・・・
26x36cm ■▲ ■▲● ・・・ ・・・ ・・・
31x41cm ■▲ ■▲● ・・・ ・・・ ・・・
36x51cm ■▲ ■▲● ・・・ ・・・ ・・・
46x61cm ■▲ ■▲● ・・・ ・・・ ・・・
シート 56x76cm ■▲● ■▲● ・・・ ■▲● ■▲
64.8x101.6cm ・・・ ・・・ ■▲● ・・・ ・・・
75x105cm ・・・ ・・・ ・・・ ■▲ ・・・
101.6x152.4cm ・・・ ・・・ ・・・ ■▲ ・・・
ロール 113x915cm ■▲● ■▲● ・・・ ・・・ ・・・
133.4x915cm ・・・ ・・・ ■▲● ・・・ ・・・
113x1830cm ・・・ ・・・ ■▲● ・・・ ・・・
ArjoWiggins(アルジョ ウイギンス)が発売している、アルシュ水彩紙の製品はこれだけあるようですが、私が愛用しているのは4種類だけです。
すべての製品が日本で入手出来るかどうかは分かりません。


粗目
細目
極細

同じ細目の紙でもシートとブロックでは、製造工程の違いによるものでしょうか、ほんの少し粗さが違います。

紙の目を比較した写真です。

極細は紙肌が非常に滑らかです
    (イラストや細密画向き)

細目は感覚的には中目に近いと思いますが初めての方にはこれがお勧めです

粗目
は質感などを表現するのに良いと言われています

現在私が使っているのは、細目と粗目です、紙の厚みは300g/uを使っています。

●極細 ▲細目 ■粗目



 ブロックとシートペーパーについて 


ブロックとは20枚程の紙を重ね四方を糊で固めたもので、乾いた時に紙が元のように平らになります、絵が完成したら充分に乾かしてからペーパーナイフで一番上の紙を剥がします。
私は水をたくさん使う描き方をしますが、アルシュ紙300g/uの23x31cmブロックは問題無く使っています。185g/uのブロックもありますが、私のように全面を水彩で描く場合、紙が水分を含むと波を打って、描きづらいばかりでなく絵具が溜まって斑になったりします。

厚みやサイズ、メーカーによっても違いますが、水彩絵具で水を沢山使って描いていると紙が水を含み非常に伸びます、そして乾くと縮みます。元通りに縮めばよいのですが、紙がボコボコと波打ってしまう事がよくあります、水張りはそれを防ぐ為に最初に紙を伸ばしたまま固定するのです。水を多量に使った描き方でも紙が波打たずに描く事が出来ます。

                 ※「
水張りの仕方」へのリンクが下にあります。


アルシュ紙のシートペーパーには左のような透かしが入っていますが、このインフィニティー(∞)はアルシュ紙のずば抜けた保存性の証です。
(ブロック、ロールに透かしはありません)


お役立ちリンクページにアルシュの
HP、URLを載せています、興味のある方はどうぞ。

アルシュ紙はArjoWiggins(アルジョ ウイギンス)のが販売しています。
日本のメーカー・マルマンなどからも185gのアルシュ紙でスケッチブックが発売されています。スケッチに持って行くのであれば、むしろこちらの方が使いやすいでしょう。実際私も作品として仕上げる時に上記のアルシュ紙を使用し、スケッチには185g/uのスケッチブックを持って行く事が多いです。

◎最初はコストを考えて185g/uのシートを切るかスケッチブックから一枚切って水張りして使う方法が一番良いでしょう、その分沢山の絵が描けますから



ココまで読んで頂き大変ありがとうございます、ここまで読まれたあなたは水彩紙や筆・絵具に非常に感心を持たれている方でしょう。良い物はやはりそれなりの値段がしますが、高級ゴルフセットよりは随分安いです(笑)・・・いずれにしても、紙や筆などは使ってみなければ分りません、試行錯誤しながら自分にあった物を探すしかないのです。

余談ですが、私が昔スキーをしていた頃(西日本のスキー場です)新雪が降って、それを雪上車で整備したゲレンデの良い雪の上を滑った事があります。その時は急に上手くなったように思いました(実際上手く滑れました)雪も広い意味で滑る為の道具と考えれば、初心者ほど良い道具に助けられるのではないでしょうか。




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