水彩画用野外イーゼル

水彩画ではほとんどの方が、水彩絵の具で描く時に紙をほぼ水平にして描くと思いますが、野外で使う携帯型のイーゼルで紙を水平に出来るイーゼルがありません。海外の製品で見たことはありますが、大き過ぎたり重過ぎたりしますし、日本国内での入手は?。
いつも地べたに座って描くからいらない、と言う方は別にして「出来れば椅子とイーゼルが欲しいのだけど・・・」と思っている方も案外多いのではないでしょうか。市販の野外イーゼルに工作なしでスケッチブックを水平に置けるように考えてみました、参考になれば幸いです。



上の写真は木製のイーゼルに少し手を加えて、スケッチブックがほぼ水平に置けるように私が工作したものです、しかしドリルなどの工具が必要ですし、新たにイーゼルを買う方、あるいはすでにイーゼルを持っている方も、アルミ製のイーゼルが多いのではないかと思います。そこで全く工作なしでスケッチブックを水平に置けるようにもっと簡単な方法を考えました。

それでは


ホームセンターで物干し竿を吊るす写真のような、約50センチのフックを2本購入しました、2本で200円ちょっとです。




ごらんのようにイーゼルの後ろの脚に(
青矢印の所)フックをマジックテープのベルト(ベルクロテープ)で固定するだけです。
・・・・・どうです簡単でしょ v(^^)v

■下の写真のように、41x31センチのブロック紙(結構重い)を置いてみました、多少揺れますが、水彩画で物凄い筆圧で描く方は居ないでしょうから充分使用できると思います。

■イーゼルが不安定だなと感じたら、後ろの脚を適度な重さのバッグなどで固定しましょう。(マジックテープがもう1本あると便利)

■鉛筆デッサンの時は通常のイーゼルとしておき、絵の具を使う時に水平にするのが良いと思います。

■どうでしょうか?すでにイーゼルを持っているならマジックテープとフックを買うだけです、ドリルもネジ回しも必要ありません。

私の木製イーゼルは座って描くの専用ですから、脚を切って高さを低くしてます(笑)真中の棒が白いのは紛失した為です。
都合よくベンチや石があって座れる時は良いですが、歳のせいでずっと立って描くのは少々辛い、最低椅子は欲しいですネー、特に女性の方は地べたに座ると服が汚れますし、椅子とイーゼルで優雅にスケッチなんて如何でしょうか。

20 Apr. 2004
上の改良イーゼルをUpしてから1年経ちましたが、もっと小型軽量のイーゼルを作りました。

左側が上の改良イーゼルです。足を切って短くしてあるので、これでも小型なのですが(長さ50センチ、重さ950g)、家から日帰りで行くならこれでも良いのですが、旅先で持ち歩くには、やっぱり嵩張ります。


小さなバッグに入って、持ち歩いても苦にならないイーゼルを作りました(写真:右) 興味のある方はご覧下さい。

超小型軽量水彩画用野外イーゼルを見る


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最近、ホルベインから水平イーゼルが発売されたようです・・・2007年1月追記